「東京へは何しにこられたんですか?」
「武道館でのコントライブを見にきました」
「え?武道館でコントやるんですか?」
「いや、コントだけじゃなくて音楽とかもあって…ヒップホップユニットもいるし、声優もいるし、ジャズバンドもいて…」
「なんかよくわからないけどとても楽しそうですね!」
そう、自分もなんかよくわからないけど楽しそうだという理由だけでチケットを購入。
一言では説明しがたいし、どんなことが起こるか分からないけど絶対楽しいコントライブ。
東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts
in 日本武道館
なんと括っていいか、まだ分からない
括れない大人による括れない物語。
見終わった今もなんと括っていいか、まだ分からない。
ただ、生でこれを体験できて本当によかった。
1週間経った今も思い出し、余韻に浸っている。
ちゃんと笑うところで安心して笑える東京03のコント
creepy nuts×ジャズバンド=相性◎
R-指定さんにしかできないラップとコントの二刀流
現実でもやってほしい佐久間さんとDJ松永さんの息のあったラジオ番組
佐倉さん×DJ松永さんの(いい意味で)無駄遣いセッション
何者か知らずに見て女優の方だと思ったら芸人だった吉住さんの渾身の演技
若林さんの超無茶振りにノリノリで応えるGENTLE FOREST JAZZ BAND
おじさんたちの変顔
これでもかと詰め込まれたエンタメ、お腹いっぱいなはずなのに終わったらもっとくれ…ってなるくらい中毒性が高く、最高だった。
MCU以上に3時間半もあっという間。
カルチャーの融合、フィクション・ノンフィクションの融合、最後の綺麗な伏線回収。
内容はもちろん、最初から最後までの構成がもう本当にすごくて。
最初に悩める若者に
「大人ってそういうものだよ」
とかけた言葉が最後にも出てきて、物語の全てを回収した瞬間、涙が止まらなかった。
「そういうもの」とは諦めの言葉なはずなのに、最後に飯塚さんから出たこの言葉は諦めではなく、闘っている大人の言葉だった。
おもしろい、楽しいというポジティブな感情だけでなく、最後はとても勇気ももらえた。
間違いなく今まで見てきたライブの中で1番だった。
配信期間も今月末まであるので、2日間とも配信で最後の最後まで楽しませてもらいます。